仮想通貨

米SECが初めてレバレッジ型ビットコイン先物ETFを承認

ytatamura@yahoo.co.jp

米国証券取引委員会(SEC)が、レバレッジ型ビットコイン先物ETFを初めて承認しました。この承認は、米国の暗号資産(仮想通貨)メディアが報じたもので、米ボラティリティシェアーズ(Volatility Shares)による「2x Bitcoin Strategy ETF」が対象となりました12。これは、ビットコインの価格変動に連動した投資商品であり、ビットコインの価格が上昇すれば投資家の利益も増えますが、逆に価格が下落すれば損失も大きくなります。

レバレッジ型ビットコイン先物ETFとは

このETFは、2倍のレバレッジを効かせたビットコイン(BTC)の先物を運用する上場投資信託(ETF)です。レバレッジとは、借入金を使用して投資を行うことで、元手以上の利益を得ることが可能ですが、同時にリスクも高まります。また、このETFは「S&P CME ビットコイン・フューチャーズ・デイリー・ロール・インデックス(S&P CME Bitcoin Futures Daily Roll Index)」の指標に基づいています12。この指標は、ビットコインの先物取引の平均的なパフォーマンスを示すもので、投資家にとって重要な情報源となります。

上場予定

米SECが公開している資料によると、このETFは「CBOE BZX Exchange」にティッカーシンボル「BITX」にて上場する予定です1。ボラティリティシェアーズのサイトを確認すると、取引開始は6月27日からと記されています12。これにより、一般の投資家も容易にビットコインの価格変動に連動した投資を行うことが可能となります。

ビットコインETFの申請が相次ぐ

今月16日に米大手資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が現物ビットコインのETFをSECへ申請したことを皮切りに、ウィズダムツリー(WisdomTree)、インベスコ(Invesco)、ヴァルキリーファンド(Valkyrie Funds)が続けて現物ビットコインETFの申請を行っています12。これらの企業は、ビットコインの価格変動に連動した投資商品を提供することで、投資家に新たな投資機会を提供しようとしています。

ビットコインETFの承認の意義

今回、米国において初めてレバレッジ型ビットコイン先物ETFが承認されたことにより、今まで承認が下りなかったビットコイン現物ETFがついに取り扱われることになる布石ではないかと話題になっています1。これにより、ビットコインを直接購入することなく、ビットコインの価格変動に投資することが可能となり、より多くの投資家がビットコイン市場に参入する可能性があります。

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